〜hirotottiの将棋ブログ〜

将棋に関する投稿を不定期に行います。

初心者に将棋を教える手順について

最近、高校から入部してくれた同学年の部員が初段になりました。それは彼の努力です。本当におめでとう!

追記…2021年1月、二段に昇段したそうです👏

 

今回はそんな彼に一番最初に将棋を教えた際、何から教えていったのかを紹介したいと思います。

※あくまでも1個人の意見としてお聞き下さい。

 

1.将棋の大雑把なルールと駒の動かし方

将棋が何もわからない人には当たり前ですがここから教えます。ここで2歩や打ち歩詰めなど少し複雑なルールは省くべきです。

 


2.  1手詰め
私なら次に詰みについて教えます。頭金のような本当に簡単な1手詰めを数問教えればひとまず十分であると思います。

 

1手詰ハンドブック

1手詰ハンドブック

  • 作者:浦野 真彦
  • 発売日: 2009/11/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 


3.駒落ちでの実戦

裸玉や8枚落ちを通して将棋の大まかな流れを掴んでもらいます。勿論相手に勝って貰うように指さないといけません。


ここまでは30分程あれば教えられると思います。あとはその人が将棋に興味を持ってくれるかどうか。そこは教える側にかかっています。


ここからは…

4.戦法の存在を教える

ここで戦法の存在を明かします。先程行った実戦がもっと効果的に勝つことができるという旨を私は伝えます。

最初に教える戦法といえば棒銀四間飛車が多いですが、正直どちらでも構わないと思っています。どちらも将棋の基礎が詰まっています。ですが、棒銀を教える方が教える方も教わる側も簡単に教えられるのではないかと思います。

 

5.再度の実戦

もう一度8枚落ちを行えば脱初心者なのではないでしょうか。

 

ここまでの過程は1時間程あれば教えられると思います。

脱初心者後は1手詰めをもっと解いてもらったり、少しずつ駒落ちを減らしての実戦で慣れていって貰えばと思います。

 

追記

大変嬉しいことにうちらの将棋部に念願の女子部員が入ってくれました!実際にこの内容に沿って教えていきたいと思います。